Link
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
PURE CAFEのお酒担当タロウです。 いよいよ12月5日の日本酒のイベント SAKE & VEGE PARTY の開催も近付いて参りました! ご予約も既に多数頂いており、嬉しい限りです! ご予約なしでも、当日、立ち呑みスタイルで楽しんで頂けますので、 是非、皆さまお誘い合わせの上お越し下さいませ。 また、この日はイベントということで、 営業時間に変更がございますので、ご注意ください。 さてさて。 今週のウィークリーボトルはオーガニックワイン。 本日は、改めて、オーガニックワインとは・・・というお話を 少し踏み込んでしてみたいと思います。 例えばフランス。 オーガニックワインの認定は、とても厳しい内容です。 それは、原材料のブドウがオーガニック農法で生産されている事は勿論、 (もっとも、それだけでも現代の農業の実態から言えば大変な事ですが) 醸造過程に於いても、添加物などの多くが禁止されており、 厳格なオーガニック規定をクリアしたものだけが、認定を受けます。 ワインは苦手・・・頭痛くなるし・・ そう思っている方の多くは、もしかしたら、 多くのワインに、こっそりと、そしてしっかりと含まれている添加物が原因かもしれません。 だからこそ、是非、ワインが苦手な方にこそ呑んで頂きたいのが オーガニックワインなのです。 自分もそうでした。 ワインは苦手 っと、そう頭で決め込んでいました。 でも、オーガニックワインの事を知って、そして楽しんで。 今ではブドウ品種による味わいの違いが少しずつ分かって来て、 もう楽しくて仕方ありません! ワインの醸造には伝統的に、二酸化イオウが用いられてきました。 硫黄を燃やして発生するガスが、 ワインの保管、熟成の為に重要な役割を果たします。 これは、醸造されたワインに少量吹き込まれるもので、 その多くは開栓時に役割を終えて蒸散してしまうものです。 ワインの為に必要最低限の仕事をする縁の下の力持ち。 先人の発見によって用いられてきた伝統的な手法です。 ところが科学技術が躍進してからのワインには、 二酸化イオウに代わりメタ重亜硫酸カリウムという物質が用いられるようになりました。 この物質は、ワインの品質保持を飛躍的に簡単にするとともに、 大量の二酸化イオウがワインの中に溶け込み、 それが頭痛、胃痛の原因の多くであると考えられています。 市販されているワインの多くには、「酸化防止剤」としか表記されておらず、 それが伝統的な硫黄ガスによるものなのか、 メタ重亜硫酸カリウムの添加によるものなのかは判別できません。 オーガニックワインの認定は、このメタ重亜硫酸カリウムの使用を禁止しており、 また、硫黄ガスの使用も必要最低限の基準が設けられています。 近年では、そういった酸化防止剤に対する負のイメージを逆手に取り、 「酸化防止剤無添加!」を売りにしているワインも登場しました。 が、これらに関しても、本来、酸化防止剤を用いることで維持される部分を 他の科学技術によって回避する事で、味や香りが壊れ、 それを他の添加物によって補填している場合が殆どです。 つまり、本来のワインが持つ風味とは違うものが、 人工的に造り出されているだけなのです。 オーガニックワインは、 必要最低限の硫黄ガスによりそのワインの風味・・・ブドウの風味を守り、 勿論、味の人工的な矯正も禁止しています。 そこから湧き出てくる、本当に活き活きとした大地の恵み。 それが最大の魅力だと思います。 さてさて。随分と前置きが長くなってしまいましたが、 今週のウィークリーボトルは、フランス、ラングドック地方の赤。 カイロル ブランケット・ベリュー こちらのワイン、酸化防止剤無添加のワインです。 おいおい、ここまでの話の流れでどういうことだ!?と思われるかもしれませんが(苦笑) このワインの造り手は オーガニック生産者団体『ナチュール&プログレ』の会長も務めた、 まさに筋金入りのオーガニック生産者の方です。 このワインは、 前述した「酸化防止剤ではない他の科学技術」によって生まれたものではなく、 まさに「オーガニック生産者としての熟練の技術と意地」が生み出した とても素晴らしいワインなのです。 その味わいは、とても深みがあり、自然の豊かな恵みを感じるとともに、 どこか、ゴージャスな印象さえ与えてくれます。 ワインの醸造に用いられる酸化防止剤は、 オーガニックワインの場合は厳しい規定があり、 その内容は十分に信用に足るものだと思います。 決して、このワインを酸化防止剤を使っていないからという理由で 称賛するつもりはありません。 純粋に、とっても美味しいから、今週はこの1本で! そして、良い機会なので、オーガニックワインの魅力を 少しつっこんでご紹介してみました。 これからも、少しずつ皆さまに、お酒のいろいろな魅力をお伝えできるよう 僕もどんどん勉強していきます! PURE CAFEで美味しい1杯と出会って下さい☆
by purecafe
| 2011-11-28 16:26
|
ファン申請 |
||